8月9日(火)佐賀県議会で古川知事がやらせメールを要請したといわれることに弁明がなされました。当日は県庁の到着時間が遅れたため、特別委員会氏での膨張はできませんでした。1階の応接室で音声だけの膨張とりました。ところが、膨張の部屋にはテレビが設置されているにもかかわらず、テレビに過「音声膨張だけです」という張り紙があり、壁には「撮影、録音、録画、パソコンの使用禁止」という張り紙が貼られ、職員が監視するという状況でした。特別委員会からの音声によると、特別委員会室でも同じ状況であったようです。なんと時代遅れな権威主義、秘密主義の議会なのかと思いましたが、福岡市議会もさして変わらないことを思い出しました。
九電のメモが傍聴者にも配布され、古川知事の弁名が行われ、その後議員の質問がなされました。古川知事の弁明は「九電のメモは基本的に間違っていない。要約しているためあたかもヤラセを要請しているように受け止められるが、真意は違う、ヤラセの要請はしていない。退任の挨拶に来たので、その流れの仲で世間話として日頃の自分の考えをはなしただけ。」というものです。「産業界には原発再稼働の声があると聞いているが表に出ていないようなので積極的に出してはどうかと言った。」といっています。
議員が知事が経産大臣の安全宣言を受け一定理解したと言い、議会での議論をしていただき判断するという発言をし、議会中で真剣に議論しているときに、自民党議員には働きかけを要請するような話をすることは問題といったことに、知事は「大臣が安全と言ってもまだ多くの県民は不安を感じており、支持者からの不安の声も多いこと仇労から、議会も厳しい状況にあるという話をした。」と弁明し、このような時期に九電と合うべきでなかったかもしれなし、また、このような話をしたのは軽率であったと反省していると言った。
知事公舎で九電とあったことは密室の会議をするためではなかったのかという質問に、「議会答弁の学習中であったが、真鍋副社長が30分早く来たというので、あうことにした。県に関係する事業に関するものは必ず担当課がつくが、挨拶などに見えたときは知事室でも秘書はいたりいなかったする。」として特に問題がないとしたが、この時期真鍋副社長とあったことは軽率であったと言っている。
知事は「今回大臣から安全宣言を受け、一定理解ができており、夏場のエネルギー自給問題から玄海原発2号機、3号機の再稼働は必要と考えていた。自民党議員の方にもご理解いただけると思っていた。今はこの問題だけでなく、ストレスとテストや耐震数値の入力ミスなどがあり、すぐに再稼働という状況にはないと思っている」と答えている。
このやりとりから見てくるのは、①古川知事は2号機、3号機の再稼働は決めている、②自分の判断ではない国の判断によるように責任の転嫁を考えている、③反対の声が強いため、世論操作を意図していた、④批判をかわすために知事公舎で会い外から見えなくし、⑤直接的に要請したと思われる。仮に直接要請していないとしても、世間話をすること教唆する、九電も阿吽の呼吸で受け止めるという癒着ぶりが見えてくる。軽率であったと繰り返し言っているが、まさにたちが悪い腹黒狸に見える。こんな知事を許していいのか、佐賀県民に訴えたい。