名古屋市での選挙結果はいまの既成政党による政治に対する不信感の現れと考えられます。地域に生活する市民の声を受けとめようとしない議会に対する市民の反乱といえます。鹿児島県阿久根市の市長先決を支持する市民の背後には、行政と議会のなれ合い、多すぎる職員給与や議員報酬に対する不信感でした。今回の名古屋市の市長選挙における河村市長の再選及び議会解散の成立は阿久根市と共通する市民感情があると思われます。
政令市で議会の解散請求が成立したことは歴史的なことです。いま地方自治法改正が準備されていますが、住民投票が法的に拘束力を持ち、議会や市長の解職請求の要件が大幅に緩和されれば、市民が議会や市長をチェックすることがより現実的になります。まさに市民自治の流れが出来ようとしていると言えます。
福岡市に於いて住民投票を否定した議会・議員はまさに時代の流れに逆行しています。こども病院人工島移転を推進した来た議会は、市移民の意思を否定するものです。議会を変えましょう。