生物多様性条約締約国会議で、世界の生態系保全の経済価値は年間最大370兆円という試算が報告されました。珊瑚礁による二酸化炭素の固定などによる経済的利益は年間最大14兆円、ミツバチによる受粉など昆虫類による経済的利益は年間17兆円という試算が報告されました。日本から「里山」の保全についての報告があり多くの国の賛同を得、「SATOYAMA」が世界の言葉になりつつあります。
世界の趨勢を見ても、人工島埋立事業は環境保全の流れと逆行しています。経済的価値も、人工島埋めてを続けるよりも、人工島に干潟を再生することの方が大きいと言えます。博多湾の自然を再生し、市民財産にする事がこれからの課題である事は明確です。