先日の敬老の日に高齢化率が23%、80歳以上の人口が800万人を超えたと報道されました。人生90歳時代を迎えたと言っても過言ではない状況です。特に都市部での高齢化が急速に進むことが今後の大きな課題です。高齢化が進む中で人口減少が始まります。これは若者が減り、経済の規模が縮小することを意味します。地方財政としても税収は減り、福祉や医療の歳出が増えることになります。
国の財政状況も、2010年6月末時点の借金は904兆円に達しています。地方の借金200兆円を合わせると国民尾借金は1000兆円を超えました。今後とも借金は増え続けると考えられ、国も地方も歳出を抑制せざるをえません。このような状況で、経済成長がなくても発展できる社会、希望がもてる社会をどう作るのか、問われています。その為には50年100年先を見据えた街のイメージが必要です。
1,ムダな事業はやめる
安心して暮らせる社会にするために、税金は市民のために生きた使い方する。
福岡市の将来に向けて教育や社会資本について選択と集中して投資する
人工島事業の抜本的見直しによる清算、こども病院移転撤回・病院事業の見直し
2、税収を増やす(新たな雇用の創出と人の交流を生み出す)
福岡の歴史や文化、自然を生かした街づくりによる新たな観光の創造と地域興し
消費地に隣接する立地を生かした6次産業の育成
子育てしやすい環境をつくる
教育、高齢者福祉、保育などでの新たな雇用創出
大学の集積を生かすために、住環境、教育環境の整備を行い、企業・研究者を誘致する
3、市民力を高め地域の活力を維持(市民が地域の問題についての解決力を持つ)
市民自治基本条例策定、
住民投票条例
市政オンブズマン制度
区民会議の創設(川崎市の事例あり)
NPO、NGOなどの市民公益活動の支援強化