人工島関連予算及びこども病院関連予算否決を求めるの署名請願

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 2009年度予算審議の議会に人工島埋立及びこども病院人工島移転関連予算の否決を求める請願を出します。

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2009年度予算案における人工島埋立事業、市立こども病院の独立行政法人化とPFI手法導入に関する予算案を否決することを求める請願

【請願趣旨】

 アメリカにおけるサブプライムローン破綻に端を発した金融恐慌は世界同時不況に進展し、世界は未曾有の社会危機下にあります。日本に於いても不況は深刻化し、昨年来派遣労働者の雇用打ち切りが日本中に広がり、正規雇用者を含めて不安が社会全般に広がっています。福岡市に於いても、市財政は今後更に厳しくなり、同時に市民生活を守るための施策の実行がより一層求められています。このような状況では、ムダな公共事業をやめなければならないのは当然のことです。
 私たちはこれまでも人工島事業については抜本的に見直しを行い、埋立が終わっていないところは埋立をやめるように求めてきました。既に社会状況は大きく変わり、少子化・高齢化が進み、更に人口減少が始まっている今日、住宅需要は構造的に減少しています。また、経済構造も大きく変わり、構造的に土地重要そのものも減少していることを見ても、新たな土地造成をしても土地処分が進まないことは明らかです。
今回の世界不況は今後長期にわたると見られ、土地需要そのものが今後増大する見通しはありません。埋立を継続すれば市民の借金が増えるだけです。埋立が終わっていないところは埋立をやめ、博多湾の自然を復元させることが市民の財産となります。
 また、多くの市民、患者家族、多くの小児科医・産科医がこども病院の人工島移転に反対しているにもかかわらず、吉田市長は人工島への移転と独立地方法人化・PFI方式導入を強行しようとしています。このまま強行すれば、近江八幡市におけるPFI方式で進めた医療センター移転事業の破綻と同じ道を歩むことになります。市長は「日本のこどものために立派な病院にするために人工島移転が必要」と強弁していますが、患者・家族やこども病院で働く医師・看護師、街の小児科医・産科医の声を聞かずして、どうして良い病院ができるのでしょうか。
2009年度予算における人工島への移転など上記こども病院に関する予算を否決し、こども病院建替えについては当事者を入れて抜本的に見なしすべきです。厳しい財政状況の中で、人工島埋立やこども病院の人工島移転はやめ、市民福祉に、現に必要な事業に財源を使うべきです。
 請願項目
1、2009年度予算における人工島市5工区の埋立・土地整備等に関する予算案を否決すること。
2、こども病院の人工島移転に関する予算、独立行政法人化とPFI手法導入に関する予算案を否決すること。
                              2009年3月2日
福岡市議会
 議長  川口 浩殿                   

  請願者
福岡市早良区有田5丁目17番7号 博多湾会議代表 荒木龍昇
福岡市東区奈多1丁目6番13号 博多湾会議事務局長 脇 義重