地下鉄七隈線の延伸はムダな公共事業

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地下街の駐車場をやめて2号線天神駅に接続する方が効率的
 福岡市は地下鉄七隈線をキャナルシティ前を通過して博多駅につなぐ計画を参考案として議会に提起するとしています。距離は約1.4kmで事業費は450億円としています。しかし、この延伸事業は必要でしょうか。
 七隈線の利用が少ない理由として博多駅へ直通していないことが挙げられています。天神南駅から天神駅まで徒歩で約10分かかることが不評を買っています。しかし、厳しい財政状況で450億円をかけて延伸するよりも、天神南からそのまま500mのばし、2号線天神駅に接続させるほうがより効率的です。天神から博多駅に2ルートつくれば輸送効率が下がることは明らかであり、採算性も低くなります。ムダな公共事業の典型ではないでしょうか。
 いま検討すべきは天神・呉服町・博多駅・渡辺通を巡回する電車を復活させ、都心部への自動車流入を抑制するなどの総合的な交通政策、環境政策ではないでしょうか。