「職員応援隊」はやらせでは?

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 2月4日(土)に”いらんばい!福岡オリンピック”の会は9名で天神で街頭署名をした。1時間弱の署名活動であったが、300枚のチラシを撒き、60名の署名をいただいた。寒さが厳しい中での街頭署名であったが、市民の中にある潜在的な「オリンピックは入らない」という雰囲気を感じた。
 翌日の西日本新聞の報道によれば、同じ日に「職員応援団」なる職員有志が博多区のパピオアイスアリーナで開かれたウィンタースポーツフェスタ会場で、「オリンピック招致準備事務局」が作成したチラシを約400枚配ったとされる。私たちはこの市職員の行為に疑問を感じ、市長に申し入れをした。
 問題点は
 1、市職員が自己の意思であったとしても、市職員を名乗り、市が作ったチラシを配ったことは、公務員としての中立性を犯すことになるのではないか。
 2、職員の有志のチラシであれば、責任の所在を明記した自ら作成したチラシが配布されるべきものがどうして市が作成したチラシを配ったのか。
 3、有志であればどうして市職員を名乗り配布したのか。一市民として行動するのであれば特に名乗る必要はない。

 以上のことを勘案すると、「市によるやらせ」又は「あおり」と見られても仕方がない。職員が一個人としての意思を表明することは誰も妨げることはできない。しかし、公務員を名乗り、市が作成したチラシを配ることははたして「公務員の中立性」を保つことができるのか。賛否両論がある中で、開催概要も示されず、漠然とオリンピック招致を進めることにも問題がある。
 チラシの責任は市長にあり、市長が配布を認めたということは、市長が「やらせた」といわれても仕方がない。市長の見解を求めた。