都市景観審議会

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都市景観審議会
2005年2月1日(火)
議案 1、香椎副都心(香椎操車場跡地再開発地区)における都市景観形成地域の指定
2、地区景観形成方針及び地区景観形成基準について

1、香椎副都心(香椎操車場跡地再開発地区)における都市景観形成地域の指定
 今回の景観形成指定地区は、西鉄千早駅前名島千早線を中心に両側30mの幅の地区を指定する。審査会では、JR千早駅側及び国道3号線までの範囲を一体的に指定すべきという意見を私が出したが、市としては、①換地が済み地権者との協議が出来ている地域であること、②JR千早駅側は現在協議をしていること、③3号線側についてはまだ換地も終わっていないので地権者が確定しておらず協議ができなことを答えた。しかし一体的整備をすべきという意見は他の委員からも重ねて指摘があり、市として街づくりのイメージを明確する上でも必要であることを認め、将来指定区域を3号線まで拡大することを確認した。

2、地区景観形成方針及び地区景観形成基準について
 景観形成の基準については、駐車場及び駐輪場の設置について基準が示されているが強制的なものではないため、計画的に対処しなければ問題が起こるとの指摘が出された。私からは緑化についても基準を示すだけで実現できるとは考えられないので、政策的に誘導するよう求めた。他の委員からも、これまでの緑化推進の助成策適用事例は少なく、基準の緩和など積極的に進めるべきと指摘された。委員長からも同様の指摘指摘があり、福岡市の緑化推進会議のなでの検討と連携させるなど、水平的な取り組みが求められた。また、過去がない新しい街づくりであり、人が歩いて楽しい街なのか、車中心の街なのか街づくりのコンセプトを明確にすべき、ハードだけでなくソフトが必要という指摘がなされた。

 以上の審査で、課題は残るが既に建築が始まろうとしており、提案について承認することとなった。今後、市として一体的に景観形成が出来るように地区指定することを確認し、駐輪場、駐車場、緑化の問題については実行ある措置がとれるようさらに検討することを確認した。