福岡市の「いま」と未来に向けて

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前市議会議員・ふくおか緑の党代表 荒木龍昇

 6月10日(土)にあらきと市政をつくる会総会を行います。あらきと市政をつくる会は解散し、ふくおか緑の党として4年後に議席獲得を目指して挑戦します。

 皆様の温かいご支援をいただき、足掛け28年・5期20年市議会議員を務めさせていただきましたことにお礼申し上げます。ふくおか西部生活協同組合(現グリーンコープ生協)で20年仕事をし、組合員の皆様と食の問題、環境問題、産直運動、合成洗剤追放運動などに取り組んできました。また、室見川の水を考える会、博多湾会議、ゴルフ場問題連絡会、ごみ問題研究会、日本湿地ネットワーク、玄海原発建設反対運動など市民運動を通じて多くの方と出会い環境問題・平和問題に取り組んできました。

 1995年に議員に当選した後、生協での活動や市民運動で学んだことが基礎となり、「ローカルパーティを考える会」、「虹と緑の500人リスト」と地方議員の全国ネットワークに参加し、2004年には中村敦夫参議院議員の「日本に緑の党を作ろう」という呼びかけで「みどりの会議」に参加し、参議院選挙を取り組みました。「みどりの会議」は残念ながら当選者を出すことができず解散しましたが、その後「みどりのテーブル」、「みどりの未来」として「日本に緑の党を作ろう」という運動が引き継がれました。

 福岡では2006年に「みどり福岡」を立ち上げ、「緑の党グリーンズジャパン」の結成後「ふくおか緑の党」と改称し、運動を継続してきました。2011年の福島原発事故を機に2012年結成された「緑の党グリーンズジャパン」に参加し、2013年の参議院選挙に挑戦しましたが国会議員を送り出すことができませんでした。しかし、私が福岡市議会議員として在籍し、森議員と会派「緑の党と市民ネットワークの会」を作り、近隣都市では緑の議員及び連携する議員を誕生させることができました。議会では開発優先・新自由主義政策を進める歴代市長と対峙し、人工島事業の問題、オリンピック誘致反対、福島原発事故汚染瓦礫の受入阻止、辺野古埋立に遺骨が混じった土砂使用反対の意見書、安倍元総理の国葬反対、議会改革を進め、玄海原発の廃炉を求めヨウ素剤の分散備蓄の実現、高齢者乗車券問題やマンション問題など市政を前に進めることができました。

 自民・公明政権に加え日本維新の会が新自由主義政策を進め、安倍・菅・岸田政権と日本維新の会に加えて国民民主党によって戦争する国・監視社会が進み、原発再稼働・新規建設など時代が大きく後退していく今こそ、平和、人権,環境、民主主義を取り戻すことが必要であり、「緑の党」が必要と考えています。ドイツでは緑の党が主導して全ての原発が廃炉となりました。

私たちは地球の生態系の中で生かされており、地球環境の許容範囲を超えては生存できません。求められていることは、最大の環境破壊であり人権侵害を引き起こす戦争をしない・させないことであり、一人ひとりの人権を大切にする社会の実現です。いま、自己責任を求め経済成長を最優先にする新自由主義ではなく、多様性を認め合い、共に生きる社会を目指す、自然と共生する環境主義、自らの意思で参加する草の根民主主義をモットーとする「緑の党(グリーンズ・みどりの人々)」が日本に必要と考えています。そして、日本を変えるには、地方から変えること、地方自治を私たちの手に取り戻すことです。選挙では厳しい結果になりましたが、ふくおか緑の党として4年後も再度挑戦する所存です。この目標に向かってこれからも活動を続けます。これからもご支援お願いいたします。

ふくおか緑の党の会員・協力会員(サポーター)を募集しています。会員(年会費1口3千円)、協力会員(年会1口費千円)です。メールf-lopas@hf.rim.or.jpn にただければ手続きいたします。会員・協力会員の方には年4回の会報並びに情報を提供いたします。