【声明】総選挙 「市民と野党の共闘」を支持し、全力で支援していきます
2017年10月5日
ふくおか緑の党 運営委員会
9月28日、安倍首相は臨時国会の冒頭で衆議院を解散し、10月10日公示、10月22日投開票で総選挙が行われることになりました。所信表明も討論も一切行わず、「森友・加計疑惑隠し」の身勝手な大義なき解散は、野党第一党であった民進党を分裂させ、希望の党や立憲民主党の結党という政界再編をもたらしました。
私たちふくおか緑の党および緑の党福岡県本部準備会は、2015年の安保法制の強行採決以降、安保法制廃止、憲法改悪反対の立場から「市民と野党の共闘」を支持し、県内の行動に積極的に参加してきました。同じくこの立場に立つ立憲民主党の結党を、私たちは歓迎し、連携・協力を図っていきたいと考えます。
一方、希望の党は綱領の冒頭で「立憲主義と民主主義に立脚」を謳っているものの、「改革保守」を自任し、立候補予定者を選別するための政策協定書の10項目の内容を見ると、その本質は「自公政権の補完勢力」であると言わざるをえません。小池代表は選挙後の自公政権との連携に含みを持たせた発言をし、立憲民主党から立候補予定の選挙区に対して「刺客」候補を擁立してきたことを見ても、「市民と野党の共闘」と相容れない政党であることは明白です。
私たちは、今回の総選挙は「安倍vs小池」でも「3極」でもなく、「自公・補完勢力」対「市民と野党の共闘」であると認識します。「上からの民主主義」対「草の根の民主主義」を対立軸として、3分の1以上の議席確保をめざし、以下の方針を掲げて総選挙に全力で臨みます。
《私たちの基本方針》
- 小選挙区
- 希望の党公認候補は支援しない。
- この間の「市民と4党の合意」を尊重する、無所属もしくは立憲民主党、共産党、社民党公認の立候補予定者を支持する。
- 市民連合ふくおかの議論を踏まえつつ、各選挙区における市民団体とも連携を図りながら、野党間の連携、協力が進むよう努める。
- 比例区
- 希望の党には投票しない。
- 「市民と4党の合意」を尊重する政党(立憲民主党、共産党、社民党)へ投票する。
なお、緑の党グリーンズジャパンは今回の総選挙では独自の候補者擁立は行わず、「緑・リベラル勢力の結集」を呼びかけています。私たちはまず自治体議員選挙への取り組みを通じて、地域から地道に党勢を整えていき、来る国政選挙に臨んでいきたいと考えています。上記の基本方針のもと、会員・サポーターが挑戦予定の自治体議員選挙区を含む小選挙区(現職の福岡市議・あらき龍昇の早良区を含む3区など)を重点的に支援していきます。
市民の皆さん、積極的に選挙に参加していきましょう。