チェルノブイリ原発事故25年

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 チェルノブイリ原発事故から25年、いま福島原発事故でこのチェルノブイリ原発事故を越えるかもしれない状況になりつつあります。出来るだけ早く収束することを願うものです。より国民を危険にさらさないために、正しい情報を国民に提供する必要があります。ところが、原子力保安院のspeedyによる被災予測が今頃公表され、被災軽減に生かされていません。今回の原子力発電所の事故は、事故は起こらないという前提で原子力発電を進めてきたツケが来ている、まさに人災です。

 スリーマイル島原発事故の場合は、電源は通じておりポンプも正常でした。その為ぽん王を動かし原子炉を冷却させることが出来たのでメルトダウン直前でとめることが出来ました。今回の福島原発事故は、電源が遮断された上にポンプも壊れており、はじめての甚大な事故です。消防車のポンプで冷却するということで急場をしのげたといわれています。最悪の事態を想定していなかったことが事故を大きくしたと言えます。

 広島の原爆約800gのウランが燃えたといわれています。100万kwの原子力発電所は1日に3kgのウランが燃やされています。造られたエネルギーの1/3しか利用されず、2/3は温排水として海水70/秒、水温を7度上昇させて環境汚染をしています。チェルノブイリ原発は100万kwでしたが、現在福島原発は200万kw相当の核燃料があるといわれ、更に3号機はMOX燃料があります。全てが同時に爆発すれば、排出される放射性物質は遙かににチェルノブイリ原発を越えます。更に、猛毒のプルトニュウムの拡散が問題です。

 地震国日本では原発はとめなければいけません。私たちは危険と背中合わせです。核廃棄物の処分・管理は出来ないのです。福岡市は玄海原発からわずか50kmしかはなれていないこと、しかも玄海原発の東にあることは大変危険な位置にあることを認識しなければなりません。

現地視察の報告会をします。
日時 5月13日 19:00~20:30
場所 ももちパレス第3会議室
   誰でもご参加できます。

連絡先 092-862-8980,090-3602-3842 荒木まで

終了しました。これからもチェルノブイリ、福島を忘却することなく「脱原発」を訴えましょう。