3月6日(日)、第3回こども病院移転計画調査委員会が開催されました。今回は福岡市がゼネコン3社の社名を公表することとなっていました。ゼネコン3社清水建設、大成建設、竹中工務店となっています。福岡市はゼネコン3社がPwCアドバイザリー社の現地建て替え費用見積額85.5億円の1.5倍が妥当と入っていないことについて「きろくをとっていないので説明できないのは残念」と盗っ人猛々しい居直りをしています。北川委員長は「根拠がなかったということですね」と厳しく指摘ました。市はウソをついていることは歴然としています。
さらに、福岡市は第三者機関に昨年暮れに再見積を依頼し、結果は85.5億円の1.41倍になったとして、自分たちを正当化しようとしています。この再見積は住民訴訟でウソがばれた場合の対策としてなされたもので、ウソを取り繕うために税金の無駄遣いをしています。こんなことは許されないことです。この件について専門委員から、「通常は合い見積もりで複数の試算が示されるのに、一つだけを示してこれが正しいというのはおかしい」という指摘もされています。このことについても市が依頼した第三者機関は裁判などの換地をしているので毎違いないと市は言い張っています。この再見積は公開されるということ、委員に配布し次回までに出来る限り検討してみるとしています。
検討の前提となる病院の規模についても意見が交わされました。福岡市市立こども病院委員長の福重委員が手術室やNICU、病棟などをワンフロアにする必要があることを主張しましたが、九大病院の田口委員は九大の例を挙げて必ずしも全てワンフロアにする必要がないこと、むしろワンフロアにすることが問題になることを指摘しました。また市民医院から、二次医療を重点にするのか、高度医療を重点にするのかによって規模が異なる、市の考えと患者家族の考えにくい違いが出ているという意見が出されました。患者家族の代表する佐野委員からは、重篤な病気を持つ患者を抱える家族はこどもの命を守ることが重要で、措置するまでの時間が問題、地域に根ざしたした病院を主張しました。また移転予定の人工島の騒音やセアカゴケグモの問題など環境が悪いところに写ることの問題を指摘しました。他の市民委員は自信の液状化の問題を指摘しています。他の専門委員も交通アクセスと病院の機能をどうするのかによって病院の規模は決まるなど、市が主張する面積が絶対的なものでないことや、建築の工夫で解決できる部分もあるなどの指摘もされています。
最後に九大病院の田口委員から、「九大病院への移転を提案していたが、市は九大が断ったといっている。しかし現場にいた私たちには何の相談もなく、現在の病院長も知らないといっている。どのレベルで話しがなされたのかきちんと説明してほしい。」と市に質問がなされました。次回市が回答するこっと成りました。
市がウソを言っていることは明らかであり、真相解明をしようとしない議会の責任は重いものです。ウソを言っている関係者は全て厳しく責任を問わなければなりりません。