みどり福岡・7区から候補者

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 私たちは、2004年に中村敦夫前参議院議員が代表であった「みどりの会議」と共に参議院選挙を行いました。小泉政権のグローバリズム・アメリカの新自由主義導入による過剰な競争による格差社会から「もう一つの日本は可能だ」と社会変革を目指しました。「みどりの会議」は90万票を獲得しましたが及ばず議席を失いました。「みどりの会議」と共に参議院選挙を行った全国の仲間は、「エコロジー、社会的公正、非暴力、底辺民主主義」という「みどりの会議」の理念を引き継ぎ、地域から日本を変えるために各地でローカルパーティ(地域政党)を設立する運動を始めました。各地の運動のネットワークとして「みどりのテーブル」が設立されています。私たちも昨年2月にローカルパーティ(地域政党)「みどり福岡」を結成し、今年実施される統一地方選挙に向けて準備してきました。この度7区から候補者の選定ができ、15日(月)に記者会見をしました。昨年は市民の意思で市長を変えることができました。福岡市を変えるためには議会も変えなくてはいけません。福岡市を変えるために「みどり福岡」のご支援よろしくお願いします。
 以下、記者会見での生命と候補者の紹介です。

■みどり福岡  統一地方選挙に向けて

 先日の報道で、2040年には北極の氷が溶けてなくなるという予測をアメリカの研究機関が発表しました。地球環境は危機的状況にあり、資源・エネルギーにも限界が見えており、これまでのように経済成長を続けることができないことは明らかです。経済成長が無くても安心して暮らせる持続可能な社会・経済が求められています。
 福岡市は地域経済の活性化のためにと都市膨脹政策を続けることで自然を破壊し、借金を増やしてきました。その端的な例が人工島事業であり、過剰なゴミ焼却場建設であり、水源開発です。
また、三位一体の改革により地方への税源移譲が始まります。税源移譲と共に一般財源化が進み、これまで国が責任を持って進めてきた教育や福祉も自治体が責任を持つことになります。国の悪政で国民負担が増える中、どこに税金を使うのか、どのような政策に重点を置くのかによって自治体間の住民サービスにますます格差が広がります。今後、地方自治は生活においてより大きな比重を占めるようになります。
昨年の市長選挙では「これ以上無駄な開発をやめて欲しい、これ以上無駄な税金を使わないで欲しい、市民のためにもっと税金を使って欲しい」という声が市長を代えました。それは人工島などの大型開発に重点的に税金を使う反面、市民の負担増などで財政再建をすすめてきた山崎前市長に対する市民の審判でした。

さぁ変えよう! 市長の次は議会だ!
 
 吉田市長は昨年の12月議会で「心耳を澄まして市民の声を聞いて市政を行う。」と挨拶をしています。市民の声を聞く、その為には、市民が市政に参画できる仕組み、市民が市政をチェックできる仕組みが必要です。みどり福岡は市民自治基本条例の策定や住民投票条例の策定を是非とも実現させたいと考えています。同時に、市民の声を受け止め、山崎前市長が進めてきた「財政健全化プラン」も抜本的な見直しが必要と考えています。また破綻が明らかな人工島もこれ以上の泥沼から抜け出すため大幅な見直し・方針変更が必要です。
市長は変わりました。しかし、市長だけでは不十分です。山崎市政を支えた議会の責任も同時に問わなければ、本当の変化はやってきません。

都市膨脹政策から、持続可能な福岡市へ
 みどり福岡は「エコロジー、社会的公正、非暴力、底辺民主主義」の理念を基に、市民が市政に参画し安心して暮らせる市政をめざします。せまる地球環境の危機に地域から取り組むため、経済成長を前提にした都市膨脹政策から、自然環境・文化・歴史を活かした持続可能な福岡市への転換を促します。また、市民の政治参加促進のために、前述の住民投票条例や市民自治基本条例の策定に取り組みます。
以上のことを実現させる為に、来たる統一地方選挙において議員を複数化し、議会の改革を目指します。
                        2007年1月15日
                          みどり福岡
                           代表 荒木龍昇

■みどり福岡 候補者プロフィール

◎あらき龍昇   (荒木龍昇) 早良区 1952年3月21生 54歳 
福岡市議会議員 みどり福岡代表

九州大学理学部(1975年卒)、ふくおか西部生活協同組合(現グリーンコープ生協)就職。産直運動、合成洗剤追放の運動に携わる。
1995年、生協を退職し、福岡市議会議員となる。
1999年、福岡市議会議員落選。
2002年、福岡市長選挙に立候補。人工島、新空港建設反対を訴え、約6万票を得るも落選。
2003年、福岡市議選に立候補、当選。
2006年、みどり福岡を仲間とともに創設、代表就任。
森永砒素ミルク中毒事件被害者支援運動、室見川の中州を残す運動、人工島埋め立てによる和白干潟の破壊を止める運動、新空港建設反対運動など、幅広い社会活動を行う。

◎大里たかあき  (大里隆明) 西区  1957年5月18日生 49歳
みどり福岡運営委員

福岡大学経済学部(1981年卒)。
印刷の営業、広告デザイナーなどを経て、現在は、「ふくおか音楽情報舎」代表。
反原発運動に関わり環境問題をテーマにした環境団体「NATURE」を結成して、「NATURE通信」を発行(1989年)。石川県鳥越村で有機農業を体験し、農民党結成に携わる(1989年)。エコビレッジ、エコ定期などの環境政策を通して持続可能な社会の実現をめざす。

◎ほんかわ知明   (本河知明) 博多区 1976年8月17日生  30歳
みどり福岡運営委員 

筑波大学第一学群自然学類(1999年卒)、京都大学大学院情報学研究科・修士課程修了、同・博士後期課程中退(2003年)。
社会福祉法人大阪ボランティア協会への勤務をはじめ、「市民活動を身近に、政治を身近に」をテーマに、NPO活動・ボランティア活動などに従事する。環境問題や昨今の食事情への問題意識から、産直運動に携わる。現在、九州産直クラブ職員(休職中)。

◎きくかわ洋亮    (菊川洋亮) 東区 1974年3月11日生 32歳
みどり福岡運営委員

福岡県立新宮高校(1992年卒)。E.H.E.I(パリ)国際経済学科(2003年卒) フランス、パリにて観光業、通訳業を経て2004年1月帰国、4月より、あらき龍昇(早良区選出)福岡市議会議員事務所秘書。フランスで国際関係学を学びながら、市民の政治参加の重要性を痛感。環境などへの危機意識からみどりの政治に関わる。

◎山口はるな      城南区 1976年6月16日生まれ 30歳

折尾女子学園高校 衛生看護科(1995年卒、現・折尾愛真高校)
国立療養所菊池恵楓園附属看護学校 (1997年卒)
福岡市内の病院に勤務しながら、第一福祉大学通信教育学部社会福祉学科に在学中。
看護師としてリハビリの打ち切り・高齢者の負担増など身近に接し、医療・福祉の現実に疑問を感じながら、NGOを通して平和活動などにも関わる。

◎たなか靖枝     (田中靖枝)中央区 1939年1月14日生まれ。68歳。
みどり福岡運営委員

東京芸術大学音楽学部  卒業。
音楽教師として3年間勤務の後、子育てのため退職。日本消費者連盟創立委員。食品添加物、合成洗剤、光化学スモッグ、火力発電所や原発など公害問題、嫌煙権の確立など広く社会活動に関わる。福岡に移住後、パンメセナ福岡を結成し本物の音楽の普及を目指す。国民宿舎仙石荘解体を機に政治に関わり始め、去年は「”いらんばい!福岡オリンピック”の会」広報として活動。 現在、こじか音楽室ピアノ教師。

<みどり福岡 推薦>

◎ほさか逸朗     (保坂逸朗) 南区 1951年2月10日生まれ 55歳
無所属

福岡大学法学部卒業 春日市役所入所(1974年)
1983年 福岡市会議員(南区)当選、通算三期12年つとめる。
1995年 同落選  現在 東京海上日動火災保険代理店
十二年前、三期十二年間にわたって市会議員として所属していた社会党を離党して、「金がかからない選挙」「公平で、透明性が高く、市民が主権者であることが実感できる市政」を訴え、無所属で市会議員選挙をたたかう(二千五百票を得たが落選)。個々の利害関係から離れたクリーンな政治、政策本位の、市民全体の利益のため政治を実現するため再度、福岡市政にチャレンジする。