福岡市都市計画審議会

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都市計画審議会

日時 7月29日(火) 午後2時から
場所 国際ホール会議室

議題、
1、都市計画地区計画の変更
 三苫地区(宮地嶽線三苫駅北西側、綿津見神社近く)の農地を組合法式で区画整理をして宅地にしたため、良子な住空間を維持するために新たに地区計画指定をした。 具体的には床面積33㎡以下の弓道住宅に建設の禁止(ワンルームマンションを認めない)、敷地180㎡以下の住宅は認めない、塀は生け垣かフェンスにしなければいけないなどの規制がされる。
 周辺の自然環境の保全や周辺の住宅地域についても規制すべきと意見が出された。隣接の海岸部分は国定公園の指定区域にあたり開発されないと考えている、周辺の住宅区域についての規制は住んでいる住民の合意がいるのですぐにはできないと回答があった。福岡市の戦略的な都市政策があるとは考えられない回答であった。

2、都市計画公園の変更
1)内野中央公園について、隣接する道路の拡幅にともなく変更であった。
 近くの隣保館への道路が狭いため公園部分に道路拡幅し、削減された面積分隣接地を公園用地として購入し整備するというものであった。

2)三苫地区の区画整理事業の住宅部分以外で、ため池周辺分を市が購入し街区公園として整備するというものであった。
 今回の区画整理事業は組合方式で行われている。地権者が土地を出し合い整備し、保留地(地権者が提供した土地)を売却することで工事費を捻出する事業である。事業費は約14億円、そのうち滋賀公園用地として購入した地代は11億円である。このことについて以下の質問がなされた。
・事業費の78%にもあたる保留地を市が購入するのは問題があるのではないか。特にこ の売買に関して議員が動いているという噂もある。
・東区は公園用地が以上に多い。公園整備bの必要があったのか。
 自然体の市民一人あたりの公園面積 8.61㎡
 東区            16.39㎡
・地価は適正だったのか。

 市は、三苫地区には近くには街区公園がないこと、また東区は市民一人あたりの公園面積が広いと言うことについては海の中道海浜公園等があることなどによるもので、街区公園で見ると市平均は2.28㎡、東区は2.80㎡で決して広いとは言えない、また地価については市の不動産評価委員会で決定しており、適正であると答えた。
 この件に関しては、公園整備自体はいいにしても、隣接する海岸部分との一体的な環境整備を考えると、区画整理事業そのものに疑問を持たざるを得なかった。また、東区には海の中道海浜公園だけでなく、香椎パークポートに100年記念講演、さらに人工島に15ヘクタールの大規模公園が計画されており、公園行政の異常さがある。

3、報告事項
 福岡県と都市計画区域マスタープラン作成についいて報告がなされた。今回は素案となっており、前回を引き継ぐことにしているが、検討経過の中で変えていくという。内容は、都市計画区域の決定、土地利用、都市施設、開発区域や事業、自然環境保全、防災等についてかなり具体的の計画案が出されている。ゴミ焼却施設も大規模化が推進されている。 委員から、福岡市のマスタープラントの野整合性についてなどが質問された。基本的には各市町村計画の積み上げでつくられており、都市計画審議会を持つ市町村の意見を受けて県の都市計画審議会で決定することになっている。
8月4日~18日の2週間、素案の縦覧がなされることになっている。是非縦覧し、意見を出して欲しい。意見公述の申し入れが出されれば、8月31日に公聴会が介さされことになっている。戸10月上旬には計画案の縦覧が予定されている。