板付基地返還促進協議会
日時 2003年8月18日 150:00~16:00
場所 福岡市庁舎15階会議室
板付基地返還促進協議会第37回定期総会が開催された。板付き基地返還促進協議会は昭和30年に福岡市議会、自治会、婦人会、PTA協議会、福岡市平和委員会など地域の諸組織など全市をあげて基地の全面返還を求めて結成された。朝鮮戦争時の基地をめぐる様々な問題を経験し、基地全面返還と軍事利用をさせない運動を市民共通の課題として超党派で取り組んできた。板付基地(福岡空港)では、米軍の専用倉庫と自衛隊基地、滑走路の一時使用をのぞいて95%が変換されている。板付基地返還促進協議会の活動は、役員4名による年1度の防衛施設庁への陳情と、基地に関する調査および資料作成である。財源は福岡市の81万円の寄付による。
活動報告(陳情結果)、決算、活動方針、予算の説明を事務局長が行い、その後質疑に入った。この日の質疑では、
・防衛施設庁だけではなく米軍に直接申し入れしてどうか、
・役員だけでなクック会派を含め広く陳情に言ってはどうか、
・協議の回数をもっと増やしてはどうか、
・沖縄から福岡県へ地位協定の見直しについての協力依頼に知事がきており、他の基地問 題を抱えるところと協力しては、
・板付基地を知らない市民が多く、基地問題についてもっと市民に知らせるべきではない か
・米軍が地位協定に基づいて滑走路の一時使用をしていると思うがどう状況で許可がされ るのか
・陳情結果について議案書に載せて欲しい
などの意見が出された。
事務局から
・米軍への申し入れについては防衛施設庁の陳情により外務省などを通じて米軍には伝わ っていると考えている
・大勢で陳情に行くのは予算の関係で難しい(これについては呼びかければ自費でも行く ものはいるという意見があった。)
・他の基地問題を抱えているところについては今後調査する
・協議を増やす件については必要が有れば開催する
・地位協定に基づく一時使用の許可用件はいまは答えられない、調査する
・基地問題についいては市政だよりなどで今後も知らせていく
・陳情結果については議案書に載せることを検討したい
質疑のあと議案4件(活動報告、決算、活動方針、予算)を承認し、新役員を決めて閉会した。