7月11日は人工島建設着工の日です。着工して9年を迎え、人工島建設は必要ないという私たちの主張は明らかになってきました。本日14日(月)、山崎市長に人工島建設中止の申し入れをしてきました。
福岡市が5月に行った博多港開発(株)への45億円の緊急融資は、今後も繰り返され、福岡市が巨額の不良資産を持つことになります。これは市民の借金です。人工島建設強行着工した日を思い返し、私たちが想像したことが現実のものとなった人工島を目の前にして、無責任な公共事業の実態に改めて怒りを感じています。そして、アリが蜜に群がるように巨大公共事業を食い物にする政・官・業癒着の構造が、ケヤキ・庭石事件で再び市民の目の前に浮かび上がってきました。地下鉄建設を巡る汚職・自民党パーティ券事件以降も福岡市幹部の贈収賄事件、市議会副議長による贈収賄事件と体質は変わっていません。人工島建設は、福岡市の根幹を形作る都市膨張政策の象徴であり、腐敗の構造の象徴でもあります。福岡地所が昇有していた香椎浜のゴルフ場の残土処理問題、ジャスコへ売却するための都市計画の変更、きな臭いものが漂っています。